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戦争の原因をめぐって・1

(超左翼)

 そうですねえ。なぜ戦争は起きるのかをめぐって、お玉さんとブログで応酬したのは、もう5年も前なんですね。時が経つのは早いです。その分、年をとりました。うう。

 あのときはびっくりしました。だって、お玉さん、戦争の原因は貧しさじゃないかって、そういうところから議論を始めたんですから。

 もちろん、貧しい国と戦争する国が重なり合っているのは、動かしがたい事実です。アジアではアフガニスタンとか、アフリカではソマリアとか、世界の最貧国(後発開発途上国)の名前を思い出せば、そう思ってしまうのは当然かもしれません。

 国連自身が同じことを考え、開発途上国を富ませることによって、戦争を防ごうとしたのも事実です。マクドナルドが出店するくらい豊かになれば戦争しないなんてことが、まことしやかに言われた時期もありました。

 だけど、貧しい国でも、戦争していない国もたくさんあるんですよ。ブータンとかね。だから、貧しいから戦争するというのは、事実と異なる。

 それに、国連が開発を援助して、少し富が増えても、戦争がなくならない国も少なくなかった。それどころか、富めるものと貧しいものの格差が拡大するような援助の仕方をしてしまって、国内対立が激化し、かえって戦争が長引いた国もありました。

 一番の問題はアメリカでしょ。世界でもっとも豊かなアメリカが、世界でもっとも多く戦争しているわけです。貧しい国は戦争するという「理論」の正反対の現実があるわけで、それを説明できないのでは本質的に欠陥があると言わざるを得ないんです。

 まあ、戦争の原因ということでは、それ以外にも、いろいろな「理論」があります。独裁原因説とかね。これは、第二次大戦で、独裁国だった日本、ドイツ、イタリアなどが戦争した事実を説明できるし、いまでも最有力な考え方です。

 だけど、これも、民主主義国であるアメリカが戦争する現実との間で、矛盾があるわけです。その矛盾を説明するために、この「理論」は、人権を大切にする民主主義国だから、人権を蹂躙する後進国をやっつけるためには戦争するのだということにするんです。だから、民主主義国は戦争しないというのではなく、民主主義国「同士」は戦争しないという「理論」になるんですけどね。

 難しい問題です。これから少しの間、書いていきます。(続)
 
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