スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

歴史認識のズレをどうするか・下

(超左翼)出張でバタバタして更新できませんでした。悪しからず。

 日本の行為を「植民地支配」という概念の枠内で考える限り、日本の行為は、当時の国際法の枠内である。つまり合法である。すでに書いたように、欧米がつくった国際法によって、その行為は合法だと決められていたのだから。

 だから、日本の植民地支配は違法だと考える人々は、欧米の植民地支配をも違法だと証明しなければならない。そして、そういう認識を日本に求めるなら、植民地支配の先輩である欧米にこそ、その認識をまず求めなければならない。

 しかし、それは無理だろう。だって、国際法をつくったのは、それが倫理的にどうかという問題はあるが、欧米列強なのだから。欧米の行為と日本の行為とは同じものなのに、一方だけ違法で、他方は合法だというような考え方は、法律の世界になじまないのだ。

 だけど、この問題を打開するカギはある。何かといえば、日本の行為を「植民地支配」とは別物だと捉えることである。

 欧米にとっての植民地支配とは、野蛮な土地を対象にして、欧米流の国家のない土地(無主の地)は、先に自分のものだと宣言し、支配した国のものになるという考え方だった。そういう考え方からすると、アフリカやアジアには、欧米流の国家がなかったから植民地として支配していったということである。

 20世紀に入ったばかりの朝鮮半島も、欧米にとってはそういう土地だった。だから日本が欧米流の国家体制を築き上げ、朝鮮半島を植民地支配をしたとき、それを容認したのである。

 だけどだけど、日本が欧米の仲間入りをしたのは、ほんのちょっと前のことである。つい数年、十数年前は、日本自身が植民地支配の対象だったのだ。朝鮮半島の国家(欧米流ではない)とは、何千年もの間、けんかもしてきたけれど、いっしょに共存してきた仲間なのである。

 つまり、ヨーロッパにおきかえてみれば、ドイツがフランスを植民地支配したようなものなのだ。フランス人に対してドイツ語を強要し、ドイツ風の名前をつけさせたようなものなのだ。もし、そんなことをフランス人が強要されれば、ドイツ人に対するうらみが現在まで続いていただろうことは、想像に難くない。

 植民地支配を合法と考えた国際法という目からみれば合法、しかし実体的には植民地支配とは異質な行為をおこなった。この現実をふまえることが、日韓の諸問題を解決する上では大事だと考える。

 それは何かと言えば、やはり、ひとつは、植民地支配を違法だとは宣言しなかった日韓基本条約の枠を尊重することである。同時にもうひとつは、あまりにも人の道をふみはずれた行為のためそれだけでは解決しない問題(具体的には慰安婦問題)については、日韓条約の例外として、個別に解決することだと考える。まだ論点はあるが、この連載とは別の記事で論じたい。

良かったらここ↓をポチッとお願いします~~
にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村
コメント

○○では、よくある事

>ドイツがフランスを植民地支配したようなものなのだ。フランス人に対してドイツ語を強要し、ドイツ風の名前をつけさせたようなものなのだ。もし、そんなことをフランス人が強要されれば、ドイツ人に対するうらみが現在まで続いていただろうことは、想像に難くない。

ドイツとフランスの比較よりも、イギリスとフランスの百年戦争あたりを比較対象にした方が解りやすいですよ。
実際10世紀~14世紀にかけて、ドーバー海峡付近では、英語・フランス語ともに公用語になったり敵視されたりをしていますし。

さらに、植民地で先住民に支配者層と同じ言語・人名・宗教を求めることは、いくらでもあることで、異質どころか植民地支配とワンセットなことだと思います。
どれだけの言語・文化が欧米の植民地支配で失われたことか………

別に20世紀前半の日本を擁護する意図で発言しませんが、たぶん世界史をひっくり返して比較してしまったら過去の植民地支配どころか、20世紀末から現在にかけての紛争と比較しても、異質なみのではなく、下手をすれば"程度の軽い"モノになってしまうと思います。
別に民族浄化した訳ではないのですから……

私が「日韓の諸問題を解決する上では大事だと考える」ことは、2つです。

① 特別な事扱いしない。
上記した通り、"歴史教育の重要性"というキーワードで出てくる「20世紀前半の極東域」の事だけでなく、本当の意味の世界史の上で返して比較検討する。
"どの時代の、どんな地域にもよくある民族紛争"として、オランダのハーグあたりに訴える方法でいいと思います。

② 目的と手段を入れ替えない。希望する"落としどころ"を先に主張する
国家間のもめごとを解決することが目的ならば、どんな落としどころなら納得するか、双方主張して、そこから譲歩を引き出す駆け引きを始めればいい。
双方が納得する結末なんて、ありえないんですから。
そして、相手をののしる・流言流布は、あくまでも手段にすぎないのです。
何か、そちらが目的にすり替わってしまった人が多いように思います。



あと①と②と関連するのですが、日韓のもめごとを"民族紛争"と認識していない人が多い気がします。
もめごとの解決方法として、他の地域の民族紛争の解決・未解決の流れと比較しても良いでしょうかね?

「歴史認識のズレをどうするか」上・中・下と拝見いたしました。

結局、「日本が悪い」が大前提なんですよね。
やっぱり、憲法9条を指示する人間の目的は、
「平和」
ではなく
「日本の悪口を言ってキモチイイー」
という自慰なんでしょうなぁ。
だから、軍事力(具体的には自衛隊と日米同盟)によって守られた平和を楽しみつつも、その平和の担い手である自衛官に「人殺し」とか「税金泥棒」とか悪罵を投げつけることも平気なわけですな。

あぁ「あまりにも人の道をふみはずれた行為のためそれだけでは解決しない問題(具体的には慰安婦問題)」が、朝日新聞を始めとする日本のサヨクの捏造とそれに恥知らずに乗っかって騒いでいる隣国のことを指しているのであれば、己の読解力なさを悔いて、前言を撤回するのもやぶさかではありません。
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。