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歴史認識のズレをどうするか・中

 (超左翼)植民地支配問題での歴史認識のズレは大きい。とてつもなく大きい。

 だって、侵略戦争のことは、当時、すでに国際法で禁止されていた。それまで欧米は好き勝手にやってきたのに、日本が遅れてやってきたときには禁止されていたということで、ズレが生じたのである。

 ところが、植民地支配は、当時の国際法で禁止されていなかった。植民地支配をめぐって欧米同士が戦争になるのを防ぐために侵略は禁止されたが、植民地支配そのものは欧米にとっては当然のことだったのである。

 日本は、その欧米ルールに依拠し、朝鮮半島を植民地として支配した。欧米もそれを容認した。1965年に締結された日韓条約の交渉過程において、植民地支配は不法だったと迫る韓国側に対して、日本の代表は「日本がやらなかったらロシアが支配していた。それの方がよかったのか」と応じたけれど、世界のほとんどすべてを植民地として支配した欧米列強は、残る土地をなんとかして獲得しようとしており、それを日本が獲得したということなのである。

 ところが、欧米による植民地支配を批判する当該国の世論とくらべ、日本の行為を批判する韓国の世論は圧倒的に強い。一方、日本の為政者は、欧米が問題にされないのに、なぜ日本だけがという気持ちが強い。

 もちろん、悪いことをやったら謝るのは当然のことだ。他人が謝ろうが謝らなかろうが、謝るべきである。そして実際に、村山談話で謝っており、歴代内閣はそれを受け継いでいるのである。

 ところが、村山談話を見直してなき物にしようという動きが批判されるのは当然として、村山談話自身が不十分だと批判される場合がある。村山談話は、明示はしていないが、植民地支配はどの欧米列強も合法だという立場でやっており、日本の朝鮮半島支配もそれと同じだが、支配された人々の立場からすれば人道的に問題があり、謝罪しなければならないという立場である。そうではなくて、植民地支配は合法ではなくて不法なものだったと認めろというのが、批判者の立場である。

 しかし、欧米列強に人道的な謝罪を求める声は世界にもあるが、不法行為だったと認めろという声はない。実際、当時、国際法の内容を決めていたのは欧米列強であって、その欧米列強が合法だと認めていたわけだから、いつまでたっても過去の立場の正当性が覆ることはないのである。第二次大戦後の世界で植民地支配は違法だと宣言されたから、いまの世界でそんなことをしたら違法だということは誰でも認めるが、当時から違法だったというのは、どうしても論理的なものではないのだ。

 ところが日本の植民地支配は違法だ、不法だと認めろと迫られる。このズレが日本の為政者にゆがんだ傷をあたえ、国民のなかにも「なぜ日本だけが」という戸惑いをもたらし、いまにいたる右翼の攻勢を生みだしているのではないかというのが、私の観測である。では、どう考え、どうしたらいいのか。

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