スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

安倍さん流右翼の問題・3

 (超左翼)先日、ある講演会で質問が出た。尖閣諸島にかかわる問題で、それがどの国の領土かにこだわるべきではなく、昔のように、周辺のどの国の漁民も、仲良く漁ができるようにすべきではないかというものだった。

 おそらく、世間の見方というのは、以下のようなものだろう。右翼は尖閣にこだわっており、力を使ってでも守るべきだと考えているが、左翼はあまりこだわらず、仲良く平和的にと考えている──。

 その見方が正しいかどうかに深入りしないが、領土問題というのはナショナリズムをあおる問題ではある。そして、歴史をみると、領土問題でナショナリズムが高揚したとき、領有権を主張する勢力は伸張し、それを否定する勢力は政治生命を失ってきた。領有権を主張する勢力のなかでも、それがはげしいほど支持を得てきた。無数の事例がある。

 もちろん、政治生命を失ってでも、自己の主張を貫くことが必要な場合もある。だけど、尖閣の場合は、中国の領有権主張に国際法上の根拠が薄弱なため、一部の左翼をのぞけば、それが日本領であることを否定する主張は、左右ともに少ないと思われる。

 しかし、じゃあ、領有権を主張すれば、それだけで支持が集まるかというと、そういうわけでもない。こういう場合、同じ主張であっても、激しければ激しいほど支持が集まるわけだ。そして、左翼的な主張というのは、領有権を主張したとしても、どちらかといえば平和的に解決しようという穏やかな感じがあって、右翼的な主張は、やれ軍隊を使えとか激しい感じがするので、右翼の勝利という結果に終わることが多い。安倍さんが国政選挙で支持を得てきたのも、そういうことを背景にしている。

 左翼というのは、あまり激しさを好まないかもしれない。だけど、こういう世論状況をみると、激しさにも習熟する必要があると思われる。自分の主張の内容を変える必要はないが、自分の主張の激しさと、逆に安倍さん流の主張の非愛国ぶりを浮き立たせるという観点で、ものを言う必要がある。

 尖閣問題で考えても、安倍さんは、公務員の常駐とか船だまりの建設などを訴えていて、自衛隊の出動も口にするから、激しいように見える。しかし、領土問題というのは、平穏に実効支配したときに、その領土が自国のものだということが確固としたものとなる。中国の反発を受け、力による対抗を許すような安倍さんの主張というのは、実は尖閣の実効支配を危うくするだけのものなのだ。愛国者なら、そんなことはしない。

 逆に、尖閣周辺の資源開発を共同でやるようなやり方で成功すれば、中国の船は合法的に入ってくるようになってきて、追い返す必要もなくなる。追い返される様が中国のテレビでも流れなくなり、ナショナリズムが沈静化することになるので、日本は、平穏無事に現在の実効支配を続けることができす。それが長期化すればするほど、日本の実効支配は確固としたものとなる。これこそ愛国者の主張である。

 そういう構図を、いろいろな分野でつくらなければ、いまの世論状況を変えることはむずかしい。だけど、どうしても、そうしなければならない。

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。