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産経新聞の黒田さんの慰安婦論

 (超左翼)産経新聞で30年以上もソウル特派員をやっているのが黒田勝弘さんである。従軍慰安婦問題でもおおくの記事を書いてこられた。

 産経の記者だし、産経新聞自体が慰安婦問題で韓国側の対応を批判する最右翼だったので、黒田さん自身もそう思われている。その黒田さんが、最近の日本における嫌韓論があまりにひどいとなげいているそうなんだが、一方で、「オマエが火をつけたんだろう」という批判もあるそうだ。

 私自身は、黒田さんに対して、そう悪い印象はもっていない。というのは、慰安婦問題ではそれなりにクールな見方をしてきたと思うからだ。

 たとえば彼は、河野談話が発表された当時、雑誌「諸君」(93年10月号)に「日韓合作 慰安婦「政治決着」の内幕」というのを寄稿している。その内容は、しごくまっとうなものだった。いくつか紹介しておこう。

 「(河野談話で)なぜ「お詫びと反省」かということになるが、これは従軍慰安婦には軍が関与していたことが明白だからである。彼女たちの苦痛に対し政府としてもその言葉があったとしても不思議ではない」

 黒田さんは、政府や軍が女性を組織的に強制連行したかのような言説に対しては、そういう資料が存在しないことを理由に批判を加えるが、この慰安婦制度に対して「軍が関与」していたことは「明白」だという認識なのである。ところが、組織的強制連行を認めないということで、ずっと右翼の最先鋒のように見られてきたのである。次のような部分もある。

 「従軍慰安婦問題については……ある意味では真相は明らかになっている。半世紀前の戦争という非日常的な極限状況の中で、「従軍慰安婦」制度という平時には想像もできないようなことが組織的に存在し、そこに「日本人」となった植民地朝鮮の女性が多く動員されたということである。……国家が戦争遂行に際し国民を犠牲にしたという考え方をとれば、慰安婦問題で日本は加害者であり、したがって被害・加害の関係ははっきりしている」

 強制連行が「組織的」だったことは認めないが、この制度自体が組織的なものだったことは、当然のこととして認めている。加害者が日本で被害者が慰安婦の側だということも認めている。

 黒田さんは、もちろん韓国に対する批判もたくさんやっている。慰安婦問題でも、根拠もないまま「20万人」という数を使用していることとか、日本側に真相究明をしろと要求しつつ、自分では本当に組織的強制連行があったかどうかの検証をしないようなことである。でも、これらは、韓国側が自国の主張に説得力をもたせようとすれば、当然やるべきことであって、黒田さんがおかしいのではない。

 その黒田さんは、同時に、韓国国民の心情もよく理解しているように思う。たとえば、外交関係においては力関係が左右することがあり、日韓間では日本が優勢になることがあるので、韓国側には自らの主張が通らない「切なさ」のようなものがあることを指摘する。その上で、次のようにものべて、日本を批判し続ける韓国側の気持ちを理解するように訴えることもあるのだ。

 「日韓の間においては日本は「過去」をめぐって韓国からまるでいじめられ続けているかのような印象がある。しかし、実際には韓国の対日関係にはこうした「切なさ」がつきまとっているのである」

 こういう考えだから、いま、荒れ狂う嫌韓の人たちからは、敵のように見えるのだろう。だから逆に、こんな黒田さんも納得するような主張、仲間に加えることのできるような主張が、左翼の側から出されないとダメだと思う。どうでしょうか。


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