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伝わる言葉、伝わらない言葉

 (超左翼)いや、何というか、慰安婦問題はいまも熱いテーマなんですね。私は、「人道」という言葉の重さと軽さを論じただけで、慰安婦問題をどう扱っていくべきかという自分の考えまでは書いていないのに(本を書こうとして考え中ではありますが)、私のことを「人道に対する罪で日本を裁こうとしている」と批判する方が出る始末で。困った、困った。

 日本に限らないことですが、この問題って、言わないことでも問題になりやすいんですよ。パッと思いつくことで言うと、ドイツのイエニンガー演説でしょうか。

 ナチスが公然とおこなった最初のユダヤ人虐殺を「水晶の夜」事件といいます。襲撃された商店の窓が割れて、水晶のようだったことから名前が付いたと言われます。その50周年に際して、西ドイツの連邦議会が集会を開き、イエニンガー議長が演説したんです。

 その演説って、いま見ると、すごく格調高いものです。一言で言うと、ナチスにだけ罪をかぶせるのでは良くないとして、ナチスの台頭を許したドイツ国民の責任を問いかけるものだったと思います。

 ところが、この演説、ごうごうたる非難に包まれました。それだけでなく、イエニンガーは、直後に辞任に追い込まれたんですね。

 その事実を知って読むと、なるほどなあと思うことがあります。たとえば、イエニンガーは、「反ユダヤ主義はヒトラーが存在するはるか以前から存在していました」とのべています。これは、私が読むと、ドイツ国民のなかにあった反ユダヤ主義が、ヒトラーによるユダヤ人虐殺を見逃すことになったと読めるのですが、当時の連邦議会の議員たちには、ヒトラーの責任を相対化するものに思えたのでしょう。

 そして、そう捉えられたのは、イエニンガーの演説口調にも責任があったと言われます。官僚が作文を読むようであって、ナチスの残虐行為にふれた箇所も感情がこもっていなかったと批判されているんですね。

 まあ、実際、安倍さんが「河野談話を堅持します」と言っても、「ああ、本音は違うんだな」と伝わってきますしね。河野さんが談話を出したときも、韓国のなかに、それを受け入れられた人と、受け入れない人と、両方がいたわけですし。

 どんな文章も、それを読む人たちの気分とか感情とか、そういうものと無縁には内容も伝わっていかないのでしょう。心の内にある感情を伝えるのも難しいことです。

 でもね、いま、少なくとも左翼のなかで、河野談話はバイブルみたいになっているでしょ。以前はあれほど批判していたのに、そうなっているんです。そして、あの河野談話で決着させたいと思っていた当時の保守との間では、奇妙な一致が生まれているわけです。だから、河野談話をベースにした日韓の和解、左右の和解って、可能性があると思うんです。それが本の基調になるでしょうかね。


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コメント

No title

ひょっとしてこの鍵コメは褒めてるのか・・褒めてるんだよね。うん。きっとそうだ。
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